フリーズとプリーズ
October 08, 2015
10月にはいってから町でよくハロウィーンに関係するものをよく見かけるようになりました。
10年前にはあまり認知されていないものでしたが今となっては2月早くクリスマスが来たのか!?
と思ってしまうほどの盛り上がりっぷり。
そのうちまた違うお祭りが輸入されるんでしょうね。
個人的にはイースターあたりが次の的になると思っていますが・・・
10年前にはあまり認知されていないものでしたが今となっては2月早くクリスマスが来たのか!?
と思ってしまうほどの盛り上がりっぷり。
そのうちまた違うお祭りが輸入されるんでしょうね。
個人的にはイースターあたりが次の的になると思っていますが・・・
ハロウィーンで私が一番結びつきが強いのが
「freeze」と「please」を聞き間違えて銃に撃たれてなくなったという事件です。
子供の頃、学校の教師がそんなこと言っていた記憶がかなり鮮明に残っています。
ただ、銃を向けられた人間が「please」と聞こえたからといって銃口に吸い込まれるように近づくなんて事があるでしょうか?
少なくとも、被害者(以後A)となった高校生レベルの知識があれば銃に撃たれたらどうなるかという知識くらいは持ち合わせているはずです。
しかもA君は留学生であり、さらには愛知県下でトップクラスの学校に通うほどの人間です。
銃の恐ろしさについて知らないということはまずありえません。
彼は聞き間違いで死んだのか?
と考えると疑問が残ります。
事件の概略はアメリカ、ルイジアナ州の*バトンルージュという町に留学していたA君はハロウィーンの仮装パーティーで友人宅に訪れるようとしたところ、間違って目的地とは違う人のところの行ってしまい「パーティーに来た」と言って住居に侵入しようとしたところ左胸を撃たれて死亡した。
*白人至上主義の町で有色人種を排斥するような南側によく見られる町
記録を簡単にまとめるとこんな感じでしょうか?
こうして見ると、不法侵入してきて自分の身が危うい・・・
と思った加害者側がA君に危害を加えても特に非があるとは思えません。
たまたまそれがあったのがアメリカで銃を持っている人間に出くわしてしまったというだけです。
日本で同じようなことをしてきた人をぶん殴ってもせいぜい厳重注意くらいで済む話です。
実際に刑事裁判では陪審員全員一致の無罪判決が出ています。
それが、加害者側の人間が正常であったのならばの話ですが・・・
加害者は相当のガンマニアだったようで、自宅には何丁もの銃をコレクションしていたようです。
まぁ、それだけであればただのオタクというだけですが・・・
ただこのオタク、敷地内に入ってきた犬や猫を撃ち殺す趣味があったようでとても正常とはいえません。
そもそも銃は自分の身を守るためにという意味で所持を許可されるもの。
ハンティングならそれ専用の場所がありますし、それのなかでのみ銃を使用するというのであればまだ理解は出来ます。
彼がやっていたのは目の前にいる動物を明らかな殺意を持って殺したということです。
それの対象が犬や猫などの小動物ではなくイエローモンキーだった・・・
加害者のオタクからすればそんな思考でしかなかったのではないでしょうか?
つまり加害者は自分のみを守る・・・
という防衛の観点からではなく自分に向かってくる物体を自分のコレクションをもって撃ち殺す。
という殺意の元で使用していたのではないでしょうか?
でなければ、危険が迫っていたとはいえ小動物を撃ち殺すのを回りの人間が知っているほど銃を使い慣れた人間がわざわざ心臓のある左胸を狙い撃つなどということはしません。
動きを止めるのであれば腹や足、肩など急所ではない部分を撃てばいいだけです。
わざわざ死亡する可能性の高いところを撃ちぬく必要性はありません。
むしろ、銃を撃つ必要性すらなかったという事実さえある始末・・・
刑事裁判では無罪となっていましたが民事裁判では65.3万ドルの賠償金の支払いを被告側に命じる判決がでました。
1ドル=100円換算で6,530万円
訴訟大国のアメリカとして考えてみれば少ないかもしれませんが、少なくともそれだけの賠償金を支払うということは加害者にとってかなりの社会的責任となるでしょうね。
といっても、保険からでた10万ドルしか支払われていないようですが・・・
私は他国の法に対してとやかく言いたくありませんが、人を殺せる技術はしっかりと責任が持てる人にのみもって欲しいものです。
日本の車も・・・ね。
julyausspopotamous at 16:46│Comments(0)│└ひとりごと